2012.01.25
「we gonna have soul shakedown party, tonight♪」
DJはSoulcrapを愛してやまないTasogare☆Rock、ボブ・マーレーの『Soul Shakedown Party』が今夜のパーティーのオープニングテーマ♪
ステージ上にはセッティングをバッチリ済ませたメンバーがその時を待っている。
ステージ前にはグラスを片手にチューニングを済ませたオーディエンスがその時を待っている。
DJの音がゆっくりフェイドアウト、
カウンターじゃビールの泡がグラスから溢れる。
「こんばんわ〜♪ Soulcrapです♪」

何処かの海岸線を走る車のカーステレオから聴こえて来る様なギターリフ、
さぁパーティーの始まりだ!
最初っからグルーヴは100%、三拍子のイントロに揺れ出すオーディエンス、チョー笑顔♪
ローファイな質感で響くヴィンテージサウンドが生演奏のフレッシュ感でフロアに飛び散る。
「ヒィ〜ハァー!!!」

『Hamburger song』でのヴォーカルの掛け合いも愉快極まりない♪
腰の砕けたリズムから変幻自在のテンポチェンジ、メンバーのコンビネーションが見事すぎて気持ち好い♪
ケチャップとマスタードをたっぷり、ルーディーなリズム&ブルースはロックを転がし続けていく。
「、、、サマぁタァ〜イm〜♪」
!!!!来ターーー!!
名曲『Summer Time』のカバー。スカのリズム、真冬のライブバーに哀愁を乗せた潮風が吹きぬける。激渋の歌いっぷりにギターソロ、痺れるぜ!

ご機嫌なライブショーはまだまだ続く。
セカンドアルバムから『After Laughter』、あの絶妙なメロディーラインにオレは何故か青春の匂いを感じてしまう。ちょいピリの切なさを振り切り走る様な、キュンと来るメロディー、これまたギターソロが(短いんだけど)最高。好きです♥
続けざまに『Quiet Natural 』、こっちはオルガンソロも最高。
「テキーラサンライズ!」
と、ギターのIppeiさん、ステージからドリンクオーダー。
ヴォーカルのTaikiさんは既にビールを。
一番前で踊ってるあの子はもう4杯目。
酒もすすむSoulcrapサウンド、「日の出に乾杯♪」とIppeiさんが言って始まったのは『Got to tell』。
なんだか偶然にもそのセリフがめちゃくちゃハマるノリの歌、思いがけないドラマチックな展開がくすぐったい。

お次はベースのミッキーがボーカルで一曲、アップテンポのロッケンロール、バッチリ盛り上がってまた乾杯♪
パーカッションのミイダさんも一曲、こっちはロックステディーなメローチューン、
おおお!ミイダさんが歌ってる!?
いつもは絵を描いてる姿が印象的だから、なんとも新鮮なフィーリング、男前!サマになってました♪

とにかくメンバーみんな個性的、だけどサウンドはSoulcrap節でバッチリまとまってる。
ラフだけど隙がない、ぬかり無しの格好良さ、ヤマン♪
そんなこんなの痛快劇も気がつけば最後の曲に。
『Bring it on home to me』
ヴォーカルはもちろん、全ての楽器が歌い上げるようにかき鳴らされている。
最後はバンドとオーディエンスと「Yah!!!」の掛け合い、皆で歌い上げてジャジャ〜〜〜ンとエンディング。

声を出して火がついたのか、オーディエンスの熱は冷めないまま、このままじゃ終われないと、沸き上がるアンコール。
お応えして、再びベースのミッキーが歌う『Three Cool Cats』!
最後の最後は『Sahara』、この日、最もルーディーでスリリングなナンバーで締めくくってくれた。
あの子の空いたグラスはきっと6杯目のだろう。
初めて見た人も、根っからのSoulcrapファンもご満悦のグッドライブ、
マジでカッコ良かったです♪

さてさて、パーティーはまだ終わっちゃいない。
ステージ転換中はDJがグルーヴを繋ぎ、余韻と期待をかき回す。
ステージには4人の男、
サックス佐藤帆、トランペット辰巳光英、ドラム岡村太、そしてコントラバスの不破大輔、
今宵は4人、オーケストラならぬ渋さ知らズカルテット、一体どんなショウを見せてくれるの??

怪しげに、一見バラバラに、のらりくらりと言った感じでそれぞれの音が鳴り始める。
最初はボソボソとつぶやいているかの様に、サックスとトランペットがパラパラと、それが気がつくとユニゾンでメロディーになってたり、お!コレは『権太アジール』のメインリフ。
ギリギリの、スレスレの、スリリングな駆け引きの様な4人のやり取り。
どこまでが予定調和なのか、どこまでが即興なのか、もはや素人が踏み込める領域ではない。
音に揺られて、流されていくしかない、ジャズという魔術のルツボに

フリーフォームな展開に揺さぶられて、さっきまでの余韻とワクワク、ドキドキが混ざり合って、グラスのテキーラサンライズに溶け込んでいく。それを飲み干して踊り出す無責任なステップ。

ステージ上の流れはドラムのソロに、
単音が乾いた大地にひび割れた黒い部分みたいに続くと、
こつ然と現れたオアシスよろしく、2つのホーンからメロディーが溢れ出す。

『Naadam』
歓声が飛び散らかる!
「待ってましたー!」なんて声も上がる。
4人でも渋さは渋さ、あのお馴染みのメロディーが輝く。
激シブのアレンジで目の前を突き進すむ名曲に心奪われ、フロアの盛り上がりも一次元増し。

静と動、陰と陽、表と裏、わびさび、抜き刺し、光と影、シリアスなジョーク、
絶えず揺れ続ける振り子、4つの音が時間を編み上げていく。
ジャズ、ジャズ、ジャズ。
その後も4人の個性が炸裂しながら非日常的な凄まじいプレイがフロアをジャックし続けていった。
オーケストラで、大所帯で、でかいステージで、踊り子も入り乱れて、全体で一つの大きなインパクトというイメージが強い渋さ知らズだが、
こうして4人で、そんなに広くもないライブバーのステージで、シンプルな編成で見る渋さ知らズは、一つ一つの音が際立って聴こえるし、それぞれの絡み具合、メンバー同士のやり取りがじっくり見れる、なかなかレアな楽しみ方が出来る。
そんでもって、ある意味別ものかもしれないが、一周回って”渋さ”は”渋さ”と思い知らされる。
圧倒される。見終わった後には、ある種の喪失感すら感じる。
とにかく4人とも凄まじい演奏を見せてくれた。

吹き荒れるサックス、飛び散らかるトランペット、乱舞するドラム、縦横無尽地を這ううようなベース、渋さ知らズ!!

一時間強、曲数で言うと4曲ぐらい、最後はいつものアレ、曲名なんて言うのかな?ドンチャンするヤツ。
やっぱり渋さ知らズ!
Soulcrapから渋さ知らズ、ある意味対照的な2バンドだったが、共に音楽の楽しさ、素晴らしさ、魔力にも似た魅力を存分に見せつけてくれた。
ONEには初登場だったSoulcrapにやられたオーディエンスも多かっただろうし、渋さ知らズの新たな魅力に触れたファンも多かっただろう。
素晴らしいショウを、素敵な夜をありがとう!!
集まってくれたお客さん、また次の夜をお楽しみに♫
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